中古マンションって、リノベ済み、って物件も多いですよね。自分でリノベするのってめんどいイメージ。。
買取再販ですね。見た目だけ綺麗になっていて、すぐ入居できる。我が家も迷いました。
同じマンション内に、リノベ済みのお部屋（3LDK、2,780万円）を最初見に行き、少し後に「実はリノベしてないお部屋もあるんです。お子さんと二人ならもう少し手頃な物件がよろしいですよね。。」２LDK 1,980万円でした。
広くて綺麗な部屋のあと、狭くて古びたお部屋を見せられた娘はギャン泣き。
しかも当時高3で、受験真っただ中。
「すぐに引っ越したい！あんな狭い団地で受験勉強なんてできない！」と。
うわぁ。。揉めますね、それは。。
昔から、住宅を数多く内見していて、知識だけはあったので、
■買取再販業者は、早く現金化したい売主の足元を見て、中古物件を安く、素早く買い取ります。
■そのままでは売れないため、リフォームしますが、目に見えるところだけを業者間のスケールメリット（年間に多く依頼する前提で、通常の個人客より、はるかに安い金額でリフォームします。建材も設備も6掛けや、半額、もっとあからさまに安くしている場合もあり、安く仕入れた中古マンションを、安く見た目だけお化粧して、若見えするようにして、お見合いに出すようなものです。「買取再販業者」といいます。
注意点は
■壁紙の下がカビだらけでも、シレっと上から綺麗なものを貼ってしまう。
■水回り設備（洗面台、キッチン、ユニットバス）を、下地が穴だらけ、汚れたまま、
漏水のチェックなど、いい加減なままガツンと置いてしまう。
■配管・給湯器・分電盤など、寿命間近とわかっていても、安く上げるために変えない。
■中古住宅は保証期間が2か月などのため、入居してしばらく経って、設備の不備に気づいても、何も保証がない。
トラップだらけじゃないですか！
見た目がキレイ・オシャレなら、給湯器や分電盤なんて、気にする人いないですよお。。
その点、自分でリノベしたい！となれば、都度工事中に見に行って、心配なところがないか、掃除は適切にやってもいいか、など現場監督とやり取りできます。その場合の落とし穴は
■「つなぎ融資」
■発注する物を選ぶ手間
（何十ものカタログから、取っ手一つ、金具一つ、から自分で選ばなくてはなりません。）
■設備・内装・建具が業者依頼より割高になる
つなぎ融資？！ローン決済まで、時間がかかるということですか？
引渡し決済は、リノベ工事が完了してから、になります。（フラットリノベを使う場合。基準を満たしているか、工事後の仕上がりをチェックして、審査に合格しないと、フラットが適用できるか、判定できないため。）
工事に着工するには、売主にキャッシュで物件価格を支払う必要がありますので、銀行から数千万円を一度払っておいてもらい、その間、例えば工事に1か月かかるなら
30日間、数千万円の金利を払うことになります。
つなぎ融資は金利が高く、その部分は「工事にかかる諸費用」として、単純な出費となります。自分でリノベしたい！というこだわりがあったので、泣く泣く設定しました😢
リノベ済みを購入するのとは、手間のかかり方が大違いですね。
その通り。。予算がもつのか、かなり心配でしたが、娘の大学進学のため、300万円ほど貯めていましたが、ほぼ消えました。予定になかった奨学金のお世話になっています。
でも、その結果、細かいところも含め、禍根を残さないリノベができました。
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